STRAGE EQUIPMENT
ストレージ機器
高性能なクラスタシステムはもちろんですが、全てのコンピュータシステムの性能や使い勝手を左右するのが、ストレージです。
ご利用の目的にマッチするか、また、データベースを運用するか、バックアップはどうするか、アクセス速度は十分か、冗長構成はどうする、調達&運用コストは etc.
ストレージについては、考えなければならないことがたくさんあります。
FILE SERVER SOLUTIONファイルサーバ ソリューション
PB(ペタバイト)クラスの大容量、Full SSD構成による高速ストレージ、また、それらを生かす高速ネットワークなど、システムとしてご提案いたします。
※ アプライアンス製品以外の弊社のファイルサーバは、ハードウェアRAID構成を基本としています。
システムの運用上、ゼロにはできないHDD等のトライブに際して、ユーザ様自身でご対応いただける「簡単な復旧作業」を実現するためです。
VT64シリーズファイルサーバ
様々な要求にお応えできる、弊社オリジナルのオーダメイド製品です。容量ばかりではなく、ネットワークインタフェースやOSなどもお選びいただけます。コストパフォーマンスや特別な性能要求にも対応いたします。
メーカー製ファイルサーバ
高速分散ファイルシステムを用いる製品、超大規模構成が可能な製品、高信頼性といった様々な特徴を持つ製品が存在します。特に高度な保守サービス、運用管理を容易にするシステム管理機能などでメリットのある大手メーカー製品を、適材適所でご提案いたします。
NAS APPLIANCE SOLUTIONNASアプライアンス
ソリューション
容量やアクセス性能も様々な製品が存在します。バックアップなどを含め運用管理が簡単で、様々な付加機能を持つNAS(Network Attached Storage)をご提案します。
単なるNFSサーバとして利用するだけではなく、Windows/Mac等のクライアントPCとのファイル共有は、研究開発の現場を効率化できます。SSDによるキャッシュや階層化ストレージに対応する製品もあります。
この他のメーカー製品についても、お問い合わせください。
STRAGE DEVICE SOLUTIONストレージデバイス
ソリューション
HDD(hard disk drive)
コンピュータシステムのストレージは、現在でもHDDがメインです。
両社とも高速化・大容量化の道をたどっています。
現時点では3.5インチHDDで、容量16TB、最大連続転送速度250MB/s以上、平均故障間隔 (MTBF) 250万時間程度がハイエンドの製品となっています。
こういったHDDで構築されるRAID環境は、非常に大容量、高性能なものとなります。
HDDは、広く標準的に使用されているストレージであるだけに、トラブル時の対応を忘れてはいけません。弊社製品を安心してご利用いただくために、VTは高信頼性の、いわゆる「エンタープライズ」(enterprise/大企業向け)HDD、またはNAS専用HDDの使用を原則としています。
SSDに関しても、この点は同様です。
SSD (Solid State Drive)
SSDといっても、千差万別です。
単純にHDDを置き換えるSATA接続のSSD、専用のスロット(M.2/M.3、U.2等)やPCIeバスに搭載するNVMe(NVM Express)と呼ばれるSSDに大別されます。
高速性や耐衝撃性、発熱や消費電力などの点でSSDのメリットはとても大きいものがあります。
使用するアプリケーションが作業領域を必要とする場合、それを高速なストレージデバイス上に確保することは、劇的なパフォーマンスアップにつながります。
弊社製品を安心してご利用いただくために、VTは高信頼性の、いわゆる「エンタープライズ」(enterprise/大企業向け)SSDを原則としています。
容量を除けば、シーケンシャル性能/ランダム性能ともにSSDは、HDDを圧倒します。
しかし、HDDは機械駆動方式で、いわば「徐々に」壊れていくのに対して、SSDは「フラッシュメモリ」の記憶セルの劣化による理論的に明確な書き換え寿命があります(使用状況をモニタリングして予防交換を推奨します)。
そのため毎日頻繁に大量のデータを書き換える用途の場合などは、HDDをお勧めします。
Intel Optane DC Persistent Memory
インテルは、XeonスケーラブルプロセッサCascade Lakeにて、DRAMと同じDDR4スロットに挿してメインメモリとして使える大容量の不揮発性メモリを商品化しました。これは、CPUソケット辺り最大4.5TB(システムとして36TB)メモリ環境を実現するばかりではなく、ストレージのキャッシュやCPUに直結された高速ストレージとしても利用できます。
※詳細はこちらをご覧ください。
またこのメモリ技術「3D XPoint」によるエンタープライズ向けSSDもラインナップされています。
BACK UP DEVICEバックアップデバイス
テープデバイス
テープデバイスは、BCP(事業継続計画)の一環として、停電でもデータを消失することがなく、緊急移動の際も対応しやすい磁気テープでのバックアップが再評価されています。
また近年、大容量化や低価格化が進み、移動時の携行性の高さも特徴です。
世代 | 発売年 | 容量 TB | 転送速度 MB/s | ||
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非圧縮時 | 圧縮時 | 非圧縮時 | 圧縮時 | ||
LTO-6 | 2012 | 2.5 | 6.25 | 160 | 400 |
LTO-7 | 2015 | 6.0 | 15 | 300 | 750 |
LTO-8 | 2017 | 12 | 30 | 360(FH) 300(HH) |
900(FH) 750(HH) |
LTO-9 | 未定 | 24 | 60 |
※LTO5以降でサポートされたLTFS(Linear Tape File System)でメタデータを管理することで、シーケンシャルアクセスで常にテープの送りや巻き戻しの煩わしさを伴う操作性から解放され、デイスク媒体などと同様に扱えます。
光ドライブ
オプティカルディスク・アーカイブ
耐久性や高速性・携行性に重点を置くなら、光学式カートリッジ製品をご提案します。
詳細はこちらをご参照ください。
ドライブユニット ODS-D380U
保存寿命 100年以上
カートリッジ容量 5TB
平均転送速度(読み出し) 3Gbps(375MB/s)を実現