オールフラッシュストレージアプライアンス
VAST Universal Storage 製品の特徴
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最も優れた管理サービス機能
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VAST の管理サービスは GUI、CLI、API から利用することができます。GUI のダッシュボードは基本的な情報を直感的に得られるようにデザインされており、帯域以外にも IOps、遅延、データ圧縮率、使用容量予測など、1000 以上のグラフ、データから自由にカスタマイズして表示させることができます。また、大きな帯域を使用しているユーザーや、ボトルネックになっている原因をグラフから特定することや、パフォーマンス問題改善のリバースエンジニアリングのための情報を得る事が可能です。
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詳細なアクセス制限、クォータ設定、QoS 設定、制限を変更するトリガの設定や、データの複製、保護などの操作も行うことが可能です。例えば、クォータはディレクトリ単位でも設定することができます。情報はリアルタイム以外にも、ログから過去の情報を表示させることができ、保存期間も自由に設定することが可能です。多要素認証に対応し管理アクセスを保護します。1000回以上のスナップショットの作成をディレクトリ個別に行うことができます。スナップショットは隠しディレクトリにあるため、ユーザーの人為的ミスによるデータ削除に管理者を煩わせることなく対処できます。暗号化は NFS KRB5p、TLS、S3 HTTPS、および SMB 3 (TBA) をサポートします。すべての機能は追加費用なしで利用することができます。
データベースの一貫性
VAST のファイルシステムではデータを単純に上書きするのではなく、計画された追加書き込みを行うように最低化された VAST のテクノロジーを用いてデータ管理が行われています。
新しい書き込みは間接レイヤーを介して書き込みストライプに追加されます。具体的には、書き込まれる予定のデータに対して一時的に不揮発性のストレージクラスメモリに格納されたポインタを介して書き込みストライプが生成され、すべての QLC への書き込みはアトミックで処理されるようになっています。
このため、電源の消失やシステムクラッシュが起きたとしてもデータの破損は生じません。
最大 10 年保証
VAST Universal Storage は最大 10 年間の保守サービスを提供します。
QLC ドライブを採用していますが、前述のようにストレージクラスメモリを介して大きなブロックの書き込みストライプを生成することで書き込み回数を大幅に削減することに成功し、耐用年数を最大限にのばしています。
また、VAST Universal Storage は異なる世代のハードウェアを混在させることができるように設計されています。運用中に容量を増やしたい場合でも最新のプロトコルサーバーや NVMe エンクロージャーを既存のシステムに追加接続して拡張することが可能です。
データの類似性を用いたデータ削減 (Similarity-Based Data Reduction)
従来の 1000 分の 1 の小さな粒度で類似個所を判定して容量を削減する技術が使用されています。VAST Universal Storage では、書き込まれるデータの中から共通部分と類似個所を特定し、QLC に保存されるデータを準備するフローの中で Byte レベルでデータを削減します。
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一方、これまでのストレージに採用されていた類似性判定は、ローカルのみ、またはグローバルでも粒度が荒すぎて使用容量の削減には不十分でした。
VAST のデータ類似性を用いた上記のデータ削減技術はグローバルかつ最適な粒度でデータの類似性を判定することでディスク容量の数倍のデータを保存します。
データ類似性を用いたデータ削減例(VAST DATA 調べ)
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3:1 | 3:1 | 2:1 | 3:1 | 3:1 | 8:1 |
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Pre-Reduced Backups |
Pre-Compressed Log Files |
Life Science Data | HPC Data | Animation Data | Uncompressed Time-series Data |
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GPUDirect 対応 (Similarity-Based Data Reduction)
GPUDirect は GPU とストレージ間のデータ転送を高速化するテクノロジーです。CPU を介さずローカル及びリモートのストレージ間で動作し、
より高いスループットを実現します。